(帰省はさみまして)蝦夷の思ひ出 そのに

前レポは実家で、これはアパートで書いてます。かなり遅くなってしまった……もう一月くらいたつやん。

  • 18日。というわけで二日目。

八時半に出ようねとか言ってたのに目が覚めたら八時前でした。
E音さんの携帯が行方不明で(これがすごい伏線を生むことになる)、10時前くらい?に出たらすすきのあたりでE音さんが急に立ち止まったのでどうしたのかなーと思ったらブランキーのドラムだった中村達也さんとすれ違い。
走っていくE音さんと立ち止まるつなぎのお兄ちゃんを眺めながら「はっこれぞ怪我の光明」とか思ってた。しかしまさか札幌ですれ違うとはねぇ。
会場までの移動でおんなじアジカンシャツ(アリーナツアーのときの)の人をちらほらみる。なかーま!とか思ってみてました。


会場到着後は一時までウロウロ。ケバブとか食べてみた。ご飯がおいしいって素敵だなーとか思う。当初はグリーンでスガシカオを見ようと思っていたのですが12時とかの時点で凄い列だったので断念。キの字チックな歌詞と綺麗なメロディが好きなんだけどなぁ、残念。


勝手にしやがれレッドスターフィールド)
ということでE音さんと一緒に勝手を見に。後のことを考えて体力温存したいなぁとか思ってたけど気がついたら汗かいてた!こぶし振り上げて叫ぶ、っていうよりは好きなリズムで楽しく踊れる感じがよいです。知ってる曲(カラオケとか車の中で聞いたやつ)はもちろんそうでない曲も楽しめました。カッコいい!ていうかシブい!シブいよ勝手!
ちなみに横で踊ってた人がおっさんかと思いきやおねーさんだったのもインパクト。


the pillows(サン)
さてここからが二日目の本番。トリビュートと最新しか聞いていないにわか者ですが前のほうに行きました。ステージも画面も見れないとつらいので右側の画面近くに。まわりにアジカンシャツの人が結構いた(そんなあたしもアジカンシャツでしたすいません)。
メンバーはみんなシャツ+ネクタイ+ジーンズ=ピロウズな服装でした。
一曲目は「この世の果てまで」で、本家をろくに聞いたことないくせに歌う。そして次第に前に行く。シンクロナイズドロッカーズの曲が結構あったのでとにかく歌ってました。ファニーバニーとかスケアクロウ大好きなので聞けてうれしかったなぁ。そして新曲の歌詞でひとり赤面。
普通にカッコいいですよピロウズ。そしてさわおさんに惚。やっぱり生で見ると違うなぁと思う。
MCで「へーピロウズってこう書くんですかって言われてへこんだ」という話をしていたら近くにいた女の子が「さわおさん可愛い!」と言ってて不惑前の男性に可愛いというのはどうよお嬢さん君20くらいだろとか思ったけど正直同意した。
ラストはハイブリッドレインボウ。ラストに聞くと本当に感動的です。


ASIAN KUNG-FU GENERATION(サン)
きたよきたよ本命がきたよ。そのまま残ってたので前から3列目ゲト!すげー近い!ワクテカしながらしばし待つ。
今日のゴッチは何故か柄シャツ。珍しいというか初めて見たかも。前髪伸びましたねー。お客さんにも前髪うざいとか言われてた(笑)さすがにこのあたりから前はぎゅうぎゅうです。それでも昨日のエルレの比ではないってどんだけ。
曲は……リライト、エントランス、夏の日・残像、アンダースタンド、センスレス、或る街の群青、ライカ(新曲)、Re:Re:、アンダースタンド、君という花、ループループとか。ぎゅうぎゅうしてたせいであんまり曲順とか覚えてない。ていうか記憶が薄い。いきなりリライトとかきちゃったので歌ってるんだか叫んでるんだかよくわからないことになっててエントランスとか曲名でてこなかった。はじけました。初めて外国人セキュリティーさん近くで見た気がする。
ゴッチの声は生で聞くとCDよりも声が高い気がして、聞くたびに幸せな気分になる。本当にこのバンドが大好きだって思う。
心残りはアンダースタンドの手拍子に参加できなかったこと。手があげられませんでした……。君という花の「らっせーら!」は言えた。あと記憶が薄いこと。燃え尽きた。
アリーナもフェスもいいけどライブハウスで見たいというのは贅沢かなぁ。ツアーめっちゃ楽しみなんだけど近くて新潟か……。チケット争奪戦に勝てるだろうか。
はやくアルバムー!新曲ー!!あと山ちゃん誕生日おめでとー!!!自分で山ちゃん誕生日なんだぜって言っといておめでとーコールにうるさいと言い出すゴッチに笑いました。焼きもちなのか?焼きもちなんだな??


浅井健一
さすがに燃え尽きてたので、休憩したり着替えたりしてたら始まってしまいあんまり見れず。トイレがどこも混んでて、うろうろしていたらスペースシャワーTVのブースの前に「アジカンインタビュー」の文字が……ちょっ。たまたま通りかかったからいいものの何があるかわからんなライジングは。恐ろしい。
ベンジーはじめてみましたが声高いなぁ。「危険すぎる」はわかりました。E音さんが「ブランキー時代の曲をやると大変なことに」と言っていたのですがまさに終盤そうだったらしい。帰ってきたE音さんはぐったりしてました。乙でした。


◇矢沢栄吉(というかアジカンのインタビュー)
栄ちゃんが始まった!とか思ってたらもうアジカンインタビューの時間ではないか!慌ててスペシャのコーナーに走る。かなり全力疾走。本当は走っちゃ駄目だよよい子はまねしないでね。しかも途中でコケかけました。
ぜぇはぁいいながら到着。しまったこれもっと前から並んでればよかったのか。みんな着替えてた。そりゃそうだ。
トーク面白かった。なんかどんどんトーク上手くなっていくよねアジカンていうかゴッチ?メンバーの中にサマータイム(笑)の人がいて困っているらしい。
伊地知さんの「ケンちゃんより前にいけば遅刻じゃない」は名言でした。


トークが終わったらシートまでぼちぼち移動。そこら中に栄ちゃんを見る人が。すごい人・人!しかし栄ちゃん見てるとバースディに間に合わないので移動する。このあたりで腰痛発生。


The Birthdayボヘミアン・ガーデン)
はじめてみるバースディ。ボヘミアン狭いなぁ。この後達也さんのサイン会があるので後ろのほうで見てました。チバさんの後ろのスクリーンとか照明とかステージの上のハタハタした布とかが幻想的な雰囲気をかもし出しててぼへーっしながらと聞いてた。すごく綺麗というか静かな感じが幻想的だった。
ミッシェルもバースディもそんなに詳しいわけじゃないけどチバさんは凄い存在感があると思う。そして知ればしるほどに深まるギャップとくに泥酔事件(笑)
終わったらタワレコブースでサイン会。走るあたしとE音さん。本当は走っちゃ(略
それから休憩もかねてごはん。ケバブケバブ、ってあれ、そういや本日二回目?


ストレイテナー(アーステント)
そうこうしているうちに時間が。会場いっぱいそうだったので、テント外の右手側に回ってみることに。こないだのツアーでやった曲が多くて飛び跳ねまくってました。テンション完全復活!そうだ、何かものたりねぇとおもっていたのは飛び跳ねてなかったからだ!と気がついたのでぴょんぴょんしてた。腰痛どこ行ったってくらい。
ふとステージと柵の間に人がいることに気がつく。坊主っぽいあたまにキャップ、上下スタッフっぽいような服。ていうか実は一瞬K森さんかと思ってしまった……。お客さんにしては盛り上がってないし、妙だなぁとか思ってみていたのですが……
ん?そういえばなんかどこかでみたような……


これヒダカさんじゃね?


思わず凝視。
でもあんまり見てるとあれなんで途中からちら見。
以降ステージみる→ヒダカさんらしき人をみるの繰り返し。怪しい。これは本物っぽいぞ。声をかけてみようかいやしかしなぁ、と思ってたらライブも終わりに近づいてしまい、バーサーカーチューンとキラーチューンのコンボ技に突入。そうなるとちら見してる場合じゃないので跳ねまくる。
そして終わった瞬間その人は明らかにスタッフオンリーみたいなとこに入っていった……本人だったのか……?しかし誰も気がついてなかったのかなぁ。
テナーはライブハウス的なところのほうが絶対向いてる。だからアースで正解だったと思うなぁ。楽しかった!またツアーがあるみたいなので是非ともいかねば!!


BUMP OF CHICKEN(サン)
夜もふけてきた。エゾイストもすっごいみたかったんだがなかなか見れないだろうしなぁ、ということでバンプを見に行くことにした。調整のせいか軽く押してスタート。
腰も痛いしあんまり前にいかないで見てた。何故か一曲目は乗車券。テンションあがるからなのかな?
それからは涙のふるさと、真っ赤な空をみただろうか、プラネタリウムなどが続き、天体観測で盛り上がり。ガラスのブルースも聞けた!しいていうならカルマも聞きたかったけど今回はなかったです。
最後はスーパーノヴァ。みんなでゆらゆらしてた。じわっと熱いものがこみ上げてくるようなそんなライブでした。基央さんの声やっぱ好きだわー。


◇EZOIST(ボヘミアン
バンプが押してたのともともと被ってたのでもう必死になってボヘミアンまで走る。本当は(略 
とにかく全力疾走。いったい誰がでているんだ!?と思ってたとこで「ゲストがいるぜ」的なことが聞こえてきた。あれが増子さんの声だったのね、今思えば。どうも祭太郎がでてきたあたりだったようだ。そして聞こえてくる「祭」。え、さぶちゃん??まじで????とか思いつつ走る。
ようやくついたのにステージは見えず(かろうじて祭太郎が見えた)、誰がいるのかも分からずじまいのうちに終わってしまった。ここで何が起きていたのかはE音さんのブログか今月の音人をみれば分かりますが……ああああああなんかほんと惜しいことをした。仕方ないとはいえ!被ってるからとはいえ!!!!グレイこないかなーとかいってたら本当にきちゃったよそれも二人も。
あたしが一番びびっていたJIROたんくる→あれプレデターズそろってね?→じゃあやる?的な事態はさすがになかったようですがそんなことになってたら浮かばれないです。
ふらふらしながら立ち去ろうとしたらなにやら写真をとる人だかり。これも今思えばですがサイン入りのドラムの皮をもった人がいた。ちょっと写真をとってみたけど暗くて写りが悪くて断念。ああこれもちょっと惜しい。


もうこの頃には相当寒いしトイレにいくのもだいぶ並びました。酒を買ってぬくもろう的なことをしてみましたがさーすがに一杯じゃ駄目でした。燃費悪いorz寒いし眠いけど寝たら凍死するんじゃないかと思った(息白かった……)ので、もってる服きまくりさらに合羽も着てようやくあったまったのでそのままレジャーシートの上で倒れた(というか寝てた)。
ちなみにE音さんがエゾイストTシャツを買うとかいう会話をしてたのですが、もう半分くらい夢の中にいて喋っていたので、
E音さん「いくらだろうね」
あたし「2900円です(断言)」
そこで覚醒した。実際いくらだったのか不明。そんなヒトコマ。ちなみに周りの人ほとんどが死んだように寝てた。


Cocco
目が覚めたら始まってた。そして空がずいぶんと明るくなっていた。半分くらい寝ぼけてたけどすごい綺麗な声とMCの沖縄弁?のギャップがよかった。歌になるとまたギャップがあるんだよねぇ。
風邪引かないかすごい心配してくれててほんわかした。
そして軽く日の出が見えた!雲の間から見えるお日様と、通路を歩くやまない人の列、色とりどりの旗。それがいつまでも頭の中に残っている。きれい、なのかな。こういう時に言う言葉は。とにかく美しい景色がそこにあった。


曽我部恵一BAND
太陽も昇り始めたところで元サニーディサービスの曽我部さんたち登場。のほほんというかほんわかというか、疲れ切った朝の目覚めを優しく手伝ってくれる感じのバンドでトリにふさわしいと思った。曲は知らないけどゆらゆらしてみたり歌ってみたりした。
朝日を見るのがこんなに素晴らしいなんて思わなかった。一日がはじまるのがこんなに楽しいなんて思わなかった。そんな気分にさせてくれたライジングと太陽と曽我部さんたちにありがとう!!



というわけでここからが19日!

  • 19日。ふらふらしながら余韻に浸りつつ会場を後に。

そしてE音さんとも別れ、単身千歳空港へ。やっぱり電車で寝てました。
空港についてぷらぷらしたりお土産かったりしてたら時間がせまり、ろくに飛行機にのったことがないのが祟って搭乗口を間違い、時間ぎりぎりに。まさかここでも全力疾走する羽目になろうとは……とりあえず無事のれてよかった。
空港は蝦夷ロッカーだらけでした。残念ながらアーティストは見ず。乗った飛行機から見えた北海道の大地は雄大でした。
そしてやっぱり爆睡。
関西国際空港は暑かった。「はるか」で新大阪まで向かうのですが大阪湾をわたるはるかのなかで急に現実に帰りたくない症候群に襲われました。あそこは本当に夢の国だったとか思って切なくなりました。ていうか現実かえりたくねー的な。
でもなんのための音楽かっていうと、あたしは前を向くためのものだと思ってるので。後ろむいてちゃいけんのですよ。



ライジング本当に楽しかったです。来年も行きたい!今度は装備をもう一段階くらいアップさせておきたいなぁとか思いつつ、思い出に浸る日々なのでした。